下田の杜 里山フォーラムでは、下田の杜を次世代に恒久的に残していくため、
ひいては柏市内外に多くの緑地を残していくために、
たびたび行政や地権者の方々、近隣住民の皆様との交渉・話し合いを行っています。
里山の実利的な機能が失われている現代社会においては、
市民・地権者・行政との連携なしに緑地を残していくことは困難です。
何のため(市民のため、次世代のため)に、今そしてこれから何をする必要があるのか、
市民・地権者・行政が対等な立場で話し合い、取り決めをともに作っていくことが大切だと思います。
🦉 NPOだから心がけます!「協議の三策」🦉
1.協議のポイント
🦉互いに、何のために会い、時間を使うのか?
「協議のポイントとその理由」を明確にしておくことを心がけます。
2.立場・領域・法制度
🦉互いの立場、仕事(ミッション)の領域と関連する法制度を冷静に認識しておくことも大事です。
3 .協議の着地点
🦉NPOは行政のコピー団体でも、廉価な下請けでもありません。
行政がやりたくてもできない社会貢献を着地点とし、独自性と非営利(時には無償)を武器に協議します。
例1)行政の縦割り組織の狭間で:
(緑地部門と学校教育部門を結びつける事業など)
例2)行政の時間領域を超えて:
(単年度会計、短い任期を超えた長期視点の事業など)
例3)業界に委託できない小規模事業の分野で:
(日々変化する生き物環境へのきめ細かな管理など)
例4)公的資金(税金)が使えない分野で:
(民有緑地への支援、啓発活動など)
近隣住民・行政・フォーラムの3者打ち合わせの様子