下田の杜の古民家には仕事の道具、住まいの道具、食生活の道具などに分けられる民具が残っています。
仕事の道具の多くは農作業で使われた道具で、稲作や畑作に用いられたものが多数あります。
これらの道具のうち足踏み脱穀機や唐箕は、昔ながらの脱穀道具として小中学校の体験活動で活躍しています。
古民家民具の分類
※分類は「昔の道具」(監修:工藤員功)による。
□仕事の道具 | □住まいの道具 | □食生活の道具 |
---|---|---|
●農作業の道具 (鍬、鎌、脱穀機など) ●養蚕の道具 (蚕箱) ●魚をとる道具 (うけ) ●商売の道具 (さおばかり、算盤など) ●大工道具 (鋸、墨つぼ、など) ●ものを運ぶ道具 (てんびん棒、など) | ●洗濯の道具 (たらい、など) ●虫よけの道具 (蚊帳、蝿帳、など) ●行事の道具 (雛人形、鯉のぼりの矢車、など) ●はきもの (下駄、雨下駄、など) ●雨具と日よけ (から傘、蛇の目傘、など) ●衣類を収納する道具 (長持ち、桐だんす、行李、など) ●火のし (こて、火のし、など) | ●煮炊きの道具 (七輪、鉄鍋、など) ●計量の道具 (ます) ●もちや粉をつくる道具 (臼、杵、踏み臼、石臼、など) ●保存の道具 (甕、壺、樽、など) ●食卓 (箱膳、ちゃぶだい、など) ●食器類 (茶碗、皿、鉢、など) ●行事の食の道具 (重箱、家名入り椀、など) |